ペイトリオッツ、連敗後の2連勝でカンファレンス2位以内を確保もジェッツに敗れてカンファレンス1位確定ならず

2連勝でカンファレンス2位以内を確保

テキサンズタイタンズに連勝してカンファレンス2位以内、すなわちプレーオフ初戦のByeが決まりました。グロンコウスキーがテキサンズ戦から復帰し、勝利に貢献しているとはいえ、万全とは思えないことや他にもけが人が多くいることを踏まえると、プレーオフ初戦をByeで選手を休ませ、けが人、特にエデルマンの回復を待てるのは大きいです。ベリチックのもと、ペイトリオッツが過去にスーパーボウルに進出したのはすべてカンファレンス2位以内というデータもあります。

 

ジェッツに勝利してカンファレンス1位を確保したかったもののオーバータイムで敗れる

この日はとにかく攻撃陣が低調だったように思います。7点差リードされて迎えた4Q終盤の2度の4th downギャンブルを2度ともグロンコウスキーが救ってくれてオーバータイムに持ち込む同点タッチダウンに結び付けてくれたのはさすがでしたが、頼みの彼もそれ以外の場面ではいつもに比べ目立った活躍が少なかったように思います。もちろん、彼だけの責任ではありませんが。それにしてもけが人が多すぎですね。

 

議論を呼んだオーバータイムのコイントス

試合後に議論を呼んだのがペイトリオッツがオーバータイムのコイントスで勝利したにもかかわらず後攻を選択したことです。

オーバータイムは基本的にサドンデス方式ですので先手必勝ですので、コイントスで勝った場合、勝ったチームはまず間違いなく先行を選択します。強いてこの選択の理由を考えるとペイトリオッツはこの試合において攻撃陣は苦戦し、守備陣は比較的善戦していたことを考慮した選択だったのかもしれません。すなわち、仮にペイトリオッツが先攻を選択したとしても自陣20ヤード前後から得点に結びつける確率は高くない。むしろあまりゲインできない状況でパントせざるを得なくなり、不利な位置からジェッツの攻撃が始まる可能性すら低くない。一方後攻を選択した場合、守備陣は悪くなかったので早めに相手の攻撃を封じて有利なポジションで攻撃を開始できればフィールドゴールには結び付けられるかもしれない。この2つのシナリオを比較した結果、後者を選択したのかもしれません。結果論としては目論見が見事に外れて相手のオーバータイム最初のドライブでタッチダウンを許して敗れてしまいましたが、ベリチックにとってそれは結果論で彼としては最善の選択をしたと信じているのかもしれません。

 

次週に向けて

今週でカンファレンス1位を確保して次週は選手を休ませたかったところですが、次週こそドルフィンズにきっちり勝利してカンファレンス1位でスーパーボウルに突っ走って欲しいです。明日のマンデーナイトのベンガルズ ブロンコス戦も気になるところですが、まずは自分たちが次の試合で勝利することが重要です。