テニス2016年シーズンの展望

NFLプレーオフもまっさかりですが、明日から全豪オープンが始まるため、こちらの予想も行いたいと思います。

 

オリンピックイヤーのスケジューリング

今年はリオオリンピックがある年でウィンブルドン全米オープンの間に開催され、ただでさえハードスケジュールの1年がよりハードになり、有力選手のスケジューリングにも注目が集まっています。オリンピックは第5のグランドスラムとも呼ばれ、4年に1度しかないことからグランドスラムを数多く制している選手にとってはオリンピックの金メダルが残る最後のタイトルという選手もいます。そういった場合、ウィンブルドンからオリンピックの時期に照準を合わせてきます。その代表格はフェデラ―で既にクレイコートの時期には全仏以外は欠場し、リフレッシュにあてることを既に発表しています。マレーは既にロンドンオリンピックで金メダルをとっていますが、イギリス人ということもあって、ウィンブルドンからオリンピックにピークを持ってくるのではないでしょうか。ナダルも北京で金メダルをとっていますし、クレイを得意としていることから、大得意の全仏でのタイトル奪回を狙ってくるのではないでしょうか。悩ましいのはジョコビッチです。グランドスラムで唯一制覇していない全仏も勝ちたいでしょうし、オリンピックの金メダルもとっていません。フェデラ―のようなはっきりとしたメリハリではなくて、随所で適宜、休みを入れてリフレッシュしながら来るのではないでしょうか。

女子ではシャラポワはまだ年間のスケジュールを決定しておらず、全豪後に決めるようです。彼女も残すタイトルはオリンピックの金メダルです。近年はけがに悩まされることも多い彼女ですので無理せず休みをとりながらオリンピックにピークをあわせる作成をとってくるのではないかと思います。

 

錦織はグランドスラムで勝てるか

2014年マイケルチャンコーチのもとで大きく飛躍し、2015年は上からも下からも厳しくマークされる中、トップ10を守った錦織。今年こそは何とか悲願のグランドスラム初制覇が期待されます。では、その中で可能性が高いのはどこでしょうか。上記のとおり、ビッグ4はおそらく例年以上にウィンブルドンからオリンピックの7月から8月にピークをあわせてくるでしょうから、全豪、全仏、全米は例年以上にチャンスがあると思います。ただ、そのためにはよく言われていることですが、サーブに磨きをかけることが必要不可欠です。今でも120%の状態で臨めば、1試合ビッグ4に勝つことも不可能ではありませんが、それは2週間、7試合戦うグランドスラムで続けることは不可能ですので。

是非けがなく1年を戦い抜いて欲しいです。