ウィリアムズ姉妹対決をセリ―ナが制し、ベスト4進出。男子もジョコビッチ、チリッチがベスト4進出 全米オープン9日目

 

ウィリアムズ姉妹対決はセリ―ナに軍配

年齢的なものもあり、衰えも指摘されていたビーナスでしたが見事にベスト8まで勝ち上がり、素晴らしい熱戦をみせてくれました。

タフな相手ではあるが、試合が終われば姉妹に戻ると話していたとおり、やはり姉妹対決は複雑だったのではないかと思います。会見でも笑顔はなかったのですが、それについて問われると、夜11時半で早く帰って寝たい。正直に言うと、会見はやりたくない、でも記者たちは同じ質問(ビーナスに関する質問)を繰り返す、とジョークで返し、ようやく笑いが起こりました。このあたりの切り返しはアメリカ人ならではのユーモアなのかもしれませんが、疲れているのと、いつも同じ質問を受けるのに辟易しているのは本人も言うように正直な気持ちでしょう。

一方のビーナスは穏やかな表情で会見に臨んでいました。姉としての表情が垣間見られました。

 

ジョコビッチ、チリッチが準決勝進出

ジョコビッチは1セットを落としたものの、順当に準決勝に進出し、前年王者のチリッチもツォンガとのフルセットの大熱戦を制して準決勝まで勝ち上がってきました。2年連続の準決勝進出と、全米オープンとの相性はいいのかもしれません。前年王者としてプライドも感じられます。

 

明日10日目の注目カード

明日の注目は何と言ってもアザレンカ対ハレプです。両者ともに元々優勝するだけに実力があることに加え、今大会は調子をあげてきて勢いがあるので、好勝負が期待できます。予想としては、ハレプが勝つのではないかと思います。そして決勝ではセリ―ナを止めて優勝するのではないかと予想します。