セリ―ナウィリアムズとシモナハレプが揃って準決勝で敗れて女子シングルス決勝はビンチ対ペネッタに。全米オープン12日目―1

雨で1日順延された女子準決勝が行われました。雨と日差しを避ける意味で早くア―サアッシュスタジアムの屋根が完成して欲しいです。結果はセリ―ナウィリアムとシモナハレプの第1、第2シードが揃って敗れ、決勝はビンチ対ぺネッタになりました。私の予想ではセリ―ナ対ハレプの決勝でハレプが優勝と予想していましたがやはり簡単にはいきませんね。去年は男子準決勝でフェデラ―とジョコビッチが揃って敗れましたし。

 

ペネッタは全米オープンとの相性抜群

ペネッタは本当にいい試合ができた。劣勢にたったときでもやるべきことをやって相手のミスを待ち、以前のように強引にはいかなかった。と語り、決勝に進出できるとは思っていなかった。今回のトートナメントでこれまでと変わるところはなく、決勝に勝ち残れた要因は分からないが、全米オープンセンターコートの雰囲気は最高だ。と話していました。過去のグランドスラムの成績を見ると、近年ほぼコンスタントにベスト8以上に進出し、かつ彼女がグランドスラムでベスト8以上に進出している大半が全米オープンですので全米オープンとの相性のよさがうかがえ、全米オープンセンターコートが好きになるのは当然かもしれません。

 

ハレプは敗戦を受け止め前を向く

ハレプはもちろん敗退への失望は隠せませんでしたが、ペネッタを称賛しつつ、全仏、ウィンブルドンと苦しんだ中で全米では自己最高のベスト4まで勝ち進んだたことをポジティブとらえ、前をみすえていました。

 

ビンチも喜びを爆発

ビンチもあと少しで年間グランドスラムを逃したセリ―ナを気遣いながらも喜びを爆発させました。

第3セットの試合終盤にブレークして5-4とリードし、次の自分サービスゲームをキープすれば決勝に進出できることとなったとき、怖くなったけどプレッシャーを感じないためにそのことは忘れてリラックスし、楽しもうと考えたと話していました。

一方でセリ―ナがラケットを2本折ったのを見てセリ―ナがナーバスになっていることを見抜く冷静さもありました。

 

セリ―ナは失望を隠せず

どれくらい失望しているかという質問については、他の質問なら答えるがこの質問は答えたくなと話すなどセリ―ナは失望を隠せませんでした。プレッシャーはなかったとの姿勢は崩しませんでしたが、いつも半分以下の時間で会見が終了し、やはりショックは隠せませんでした。

ただ、彼女が最後に言っていたいように、今シーズンは3つのグランドスラムに勝利し、昨年の全米オープンから数えると4連勝で、そのことは称賛に値する素晴らしい成績です。

 

決勝はイタリア人のベテラン同士の対決になりました。